第3話から見ていただくと、内容が理解していただけると思うので、ぜひそちらも読んでいただきたいですが・・
不倫の彼との別れには、心の中でもけりがついてまぁまぁスッキリできたんですが、今度は職場での仲間はずれ、無視にあうことになったのです。本当に人生って決めたとおりのなるなぁと今では笑ってしまいますが。「関わらないでくれ」と潜在意識で思っていたことが叶ったってことなんですよね。
私と付き合っていた彼とおつきあいを始めた彼女は、私と同じ職場でした。若手の女性の先生を中心に私に対して「あの人不倫していたんだ」と話しにでもなったのかはわからないけど、ある女性職員から、嫌がらせをウケるようになったのです。「学校を辞めろ」「生徒にかかわるな」などというメールを送り付けてきたり、部活動の生徒を関わらせないようにしたり。試合会場では、生徒を私に来させない、私の宿泊ホテルの部屋を予約していない、帰りのバスに乗せないように新幹線で帰るような声がけをする、送別会では同じ部屋が嫌だと大泣きして、帰るなど•••日々ありえない態度に驚きと怒りでいっぱいに。私も本当に体験したことのないことばかりで、どうしたいいのか分からない辛い日々でした。
でも、今の私なら分かります。全て私が招いたことであるし、潜在意識のこと、宇宙の法則などを理解したら、この出来事は、私の内側の投影であり、彼女は、それを分からせるためにその嫌な役割を演じてくれた役者であったんだと。それらの出来事全ては、本来の自分に還る道のりだったなと今では感謝が湧いてきます。
私は、付き合っていた彼に振られたばかりか、そのほかの女性職員からも、無視されたり、会議での態度が気に入らないと呼び出されたりと職場で辛いことが続いたため、占いやヒーリングなど、スピリチャルな世界に助けを求めるようになりました。
そして、いつも行っていたカフェで、ある人に出会い、インドの瞑想会、学びの会に来ないかと声をかけられたのです。その後、スピリチュアルな世界が好きだったことを思い出していきました。実は私、小学3年生から高校1年まで月刊ムーを定期購読しており、小学6年生の夏休みの自由研究では「霊の研究」と題し、クラス代表で大真面目に発表するという変わった女の子だったのです。高校時代も、潜在意識を活性化するCDとかを聞いていたし、大学進学もタロットカードできめるような変な高校生だったんですよね。
そして、そのインドのスピリチュアルな学びから、「現実は自分の内側の投影だ」ということを知り、自分の内側を見つめることをし始め、彼女の言動など全てが「私が自分に鞭を打つような働き方をしてきたからだ。夫に言いたいことも言わずに、我慢してきたからだ。不倫したことでも自分を否定し最悪な人間だと思ってきたから、外側の人間を借りて私に言ってきたんだ。なるほどそういう仕組みだったんだ」と、心が緩み、世界に起こることを客観的に見ることができるようになったのです。
フラれたことも、本来の大切にすべきパートナーはやっぱり夫だったことが分かったし、その不倫相手の男性は私には合わない人で、ただただ嵐を巻き起こす役割だったんだと、結果的にいろなことがつながって、やっぱり起こることは「私に何かを気づけということなんだ」というように物事を見ることができるようになっていったのです。起こることは本当に無駄なもの一つもはないと思います。
その後、インドの生き方の学びを進めていく中、自分の内側と起こる出来事の仕組みを客観的にみることができるようになったことで「このまま何十年も先生をしていくのか?安定や先生という立場、プライドを守るために自分の心に嘘をついて生きることはもうしたくない!先生をやめたい。」そう思うようになっていきました。
しかし、なかなか決心がつかず、その年2008年の年末、突然「神々の島バリへ行って海で瞑想でもして考えよう、神からのメッセージをもらえるかもしれない」と無理矢理夫も連れてバリへ行くことを決めたのでした。
第5話へ続きます
最後まで読んでくださってありがとうございます